事業再構築補助金の実績報告ノウハウ②(参考様式17 画像データ)

事業再構築補助金に採択しても、最終的に実績報告をきちんと提出しないと補助金はもらえません。でも実績報告は提出物も多くて揃えるのが大変ですよね。しかもどう作っていいのか分かりにくいものも多いです。

当ブログでは実績報告ノウハウを不定期に発信します。
今回のテーマは「参考様式17 画像データ」です。

まず前提として、事業再構築補助金で取得した物件(機械装置等)は、申請した事業のみに使用してはいけない。つまり既存事業など他の事業や他の目的に使用してはいけないという規則があります。

「実績報告書等作成マニュアル」には以下の記載があります。

こんな感じのシールを自分で作って建物や機械・看板に貼り付けする必要があります。
このシールのことを事務局は「識別シール」と呼称しているようです。事務局とのやりとりで識別シールと言われたらこれのことだと思ってください。

実績報告の提出物の一つに、画像データ用台紙<参考様式17>に物件の写真を貼り付けてPDF化したものを提出する必要があります。このときの識別シールが貼り付けてあることが分かるような画像の提出が必要です。

これは「補助事業の手引き」にも同様のことが書いてあります。こちらの該当部分の記載は以下の通りです。(機械装置・システム構築費の部分を抜粋していますが、他の経費区分でもおおむね同様のことが書かれています)

ちなみにですが、「実績報告書等作成マニュアル」と「補助事業の手引き」は微妙に書いてあるこが違ってたりするのですが、「補助事業の手引き」の方が正の扱いとなっているので、「補助事業の手引き」の記載にしたがってください。

それを踏まえて、模範的なサンプルが以下です。

機械装置の場合は、製造番号や型番の表記と、識別シールが貼ってあること、の両方が求められるので上記のように型番の近くに識別シールを貼ってそのアップの写真を載せるのが一石二鳥です。

ちなみに、以前は納品後の写真だけでなくて設置前や設置中の写真も台紙に貼り付ける必要があったのですが、途中で規則が変わって現在は納品後だけでよくなりました。

機械ではなくてホームページなどのシステム構築の場合は以下のイメージで作れば大丈夫です。URLも下記のように記載するのがいいです。最低限、トップ画面と「事業再構築」の記載が網羅されていれば、それ以外の全ページのスクショまでは載せなくても大丈夫です。

建物費(改装工事)の場合は、以下が模範的な作り方だと思います。建物にも識別シールは必須です。建物全体を一つの物件とみなして、その中の1か所でいいので貼り付けて写真も撮ってください。

今回のブログは以上です。
今後も事業再構築補助金の実績報告のノウハウを不定期で発信しますのでご期待ください。