ものづくり補助金 第17次公募、第18次公募

2020年に再編された現行の「ものづくり補助金」(正式名称はものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)は、去年末に発表された令和5年度補正の情報から判断する限り、おそらく第17次公募と第18次公募のあと2回の公募をもって現行制度が終了すると思われます。

このうち第17次の公募要領が2023年12月27日に公開されました。

ただ予想外だったのが、第17次は省力化(オーダーメイド)枠のみの募集となったことです。
省力化(オーダーメイド)枠は、例えば自動組み立てロボットなどの自動製造設備などが対象で、かなり対象が限られるハードルの高い枠となっています。

第18次では4つの枠がすべて募集対象になるそうですが、通常の一般的な申請枠で応募したい場合は、第18次のワンチャンスのみとなることが判明いたしました。

なお第17次、第18次ともに事業実施期間が2024年12月10日までとなることが発表されています。
それに合わせたスケジュール感を、私の予測も含めて分かりやすい形に作ってみたのが下記の画像です。

私の予想では第18次の応募締切は2024年5月頃(もしくは4月頃かも)と予想しています。
応募締切から採択発表まで2カ月強かかりますので、採択発表が2024年7月頃、さらにそこから交付申請の続きをして交付決定が出るのが早くても2024年9月頃となります。交付決定後でないと、対象の機械等を発注してはいけない決まりなので、9月過ぎに発注して期限内の12月10日、できれば余裕持って11月末までには納品や支払が全て完了するスケジュールで進めないといけないです。

非常にタイトなスケジュール感ではありますが、現行制度でのものづくり補助金の募集はこの第18次がラストチャンスです。

来年度(2025年度)に後継制度の新ものづくり補助金がまた募集されることを期待したいですが、必ずあるとは限りません。もしかしたら後継制度が作られずに制度終了となる可能性もあります。

ものづくり補助金を活用した機械装置購入やシステム開発を考えている事業者は、第18次公募のチャンスを逃さないようご注意ください。当社ホームぺージや当社YouTubeチャンネルでも積極的に情報提供に努めさせていただきます。